2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

夜の太陽(ミッドナイト・3)

白夜のことである。 引き続き、夏目漱石氏の『三四郎』を引っ張り出すと、美禰子と三四郎が今時分の時節に逢瀬していたのであれば、という身勝手な想像をしている。サマータイムの導入可否についてという話題があって、賛否両論があることは知っている。大雑…

夜の太陽(ミッドナイト・3)

白夜のことである。 引き続き、夏目漱石氏の『三四郎』を引っ張り出すと、美禰子と三四郎が今時分の時節に逢瀬していたのであれば、という身勝手な想像をしている。サマータイムの導入可否についてという話題があって、賛否両論があることは知っている。大雑…

夜更けのブログ

この拙ブロは途中まで、所用で出かけた博多(厳密にいえば違うが)の宿で書いている。標題通り、夜更けにである。(25日4〜6時頃)幸いなことに、東側の博多川を真下にみる部屋が割り当てられ、しだいに明けてくる空を眺めながら、目は、頭は、そして心…

夜更けのブログ

この拙ブロは途中まで、所用で出かけた博多(厳密にいえば違うが)の宿で書いている。標題通り、夜更けにである。(25日4〜6時頃)幸いなことに、東側の博多川を真下にみる部屋が割り当てられ、しだいに明けてくる空を眺めながら、目は、頭は、そして心…

夜の市(両国の花火)

日曜日(20日)、両国にある東京江戸博物館に出かけた。思いのほか、混んでいて、あとで考えると、角力(大相撲夏場所)も開かれ、おまけに、向こう岸(ちょっと北側だけれど)では三社祭もあって、この時期隅田川界隈は1年でも賑わっている頃なのであろ…

夜の市(両国の花火)

日曜日(20日)、両国にある東京江戸博物館に出かけた。思いのほか、混んでいて、あとで考えると、角力(大相撲夏場所)も開かれ、おまけに、向こう岸(ちょっと北側だけれど)では三社祭もあって、この時期隅田川界隈は1年でも賑わっている頃なのであろ…

(the_first)使徒ペテロと始祖(the_first)ペテロ

飯嶋和一氏の著作のひとつに「始祖鳥記」がある。前半の精緻で、学究的とも思える場景描写と、いくつものプロット(場景)が緻密に整理されていくにつれ、読む者に切り迫ってくるような終盤には圧倒されるしかない。大空を自由に舞いたいという人間本来の欲…

(the_first)使徒ペテロと始祖(the_first)ペテロ

飯嶋和一氏の著作のひとつに「始祖鳥記」がある。前半の精緻で、学究的とも思える場景描写と、いくつものプロット(場景)が緻密に整理されていくにつれ、読む者に切り迫ってくるような終盤には圧倒されるしかない。大空を自由に舞いたいという人間本来の欲…

サンクトペテルブルク

平井の「最勝寺」やその出自を訪ねた本所辺りをほっついていると(拙ブロ三郎07年5月15日付)、橋が(わたくしの)小さな脳及び心でさえ、刺戟を受けてしまう。『橋』というものは見方によってはまるで反対方向の解釈になってしまう。向こうとコッチを…

サンクトペテルブルク

平井の「最勝寺」やその出自を訪ねた本所辺りをほっついていると(拙ブロ三郎07年5月15日付)、橋が(わたくしの)小さな脳及び心でさえ、刺戟を受けてしまう。『橋』というものは見方によってはまるで反対方向の解釈になってしまう。向こうとコッチを…

38%(食糧自給率〜2005年)

食料自給率の話である。このことについては、一度ふれたつもりでいたのであるけれども、(過去の拙ブロを)検索してみても、出てこない。記憶違いなのか、それとも、他の表現でもって、似たようなことを書こうとしたのか。ま、たとえ、どのような形であれ、…

38%(食糧自給率〜2005年)

食料自給率の話である。このことについては、一度ふれたつもりでいたのであるけれども、(過去の拙ブロを)検索してみても、出てこない。記憶違いなのか、それとも、他の表現でもって、似たようなことを書こうとしたのか。ま、たとえ、どのような形であれ、…

37年前

拙ブロ「悲惨な銃による斃死」(07年5月9日付)を書いているあいだ、その事故が起きている(5月5日)。大阪万博記念公園内のエキスポランドで起きた悲惨な事故、そして、それによる斃死である。これについては、もうフェイルセーフ以前の問題であり、…

37年前

拙ブロ「悲惨な銃による斃死」(07年5月9日付)を書いているあいだ、その事故が起きている(5月5日)。大阪万博記念公園内のエキスポランドで起きた悲惨な事故、そして、それによる斃死である。これについては、もうフェイルセーフ以前の問題であり、…

三郎

最寄りのお店で出雲銘菓というのをみかけた。柚子菓子のようである。買い求めることはしなかったけれど、出雲のことにふれる想いを頂いた。もう、3年前になるのか、初めて、うかがった時に「雲太和ニ京三」(05年4月13日付)という拙いブログを書いた…

三郎

最寄りのお店で出雲銘菓というのをみかけた。柚子菓子のようである。買い求めることはしなかったけれど、出雲のことにふれる想いを頂いた。もう、3年前になるのか、初めて、うかがった時に「雲太和ニ京三」(05年4月13日付)という拙いブログを書いた…

三山五山

引き続き、「列子」を読み流していくと、五山について、以下のような「オチ」があった。前回と同じように、「WIKISOURCE;維基文庫、自由的圖書館」より引用したい。 而五山之根無所連箸,常隨潮波上下往還,不得〓峙焉。 仙聖毒之,訴之於帝。 帝…

三山五山

引き続き、「列子」を読み流していくと、五山について、以下のような「オチ」があった。前回と同じように、「WIKISOURCE;維基文庫、自由的圖書館」より引用したい。 而五山之根無所連箸,常隨潮波上下往還,不得〓峙焉。 仙聖毒之,訴之於帝。 帝…

悲惨な銃による斃死

その日(07年4月17日)、晩く、空港に着いて、街へ入った頃、平日とはいえ、静かな空気に戸惑っていた。人口40万を超える都市の繁華な街にしては、と。前回訪ねた際の夕暮れとはいえ華繁な様子がみられない(感じられない)。宿の部屋に落ち着き、メ…

悲惨な銃による斃死

その日(07年4月17日)、晩く、空港に着いて、街へ入った頃、平日とはいえ、静かな空気に戸惑っていた。人口40万を超える都市の繁華な街にしては、と。前回訪ねた際の夕暮れとはいえ華繁な様子がみられない(感じられない)。宿の部屋に落ち着き、メ…

三山

蓬莱、方丈、瀛(えい)州を三山という。これは、徐福伝説の話である。司馬遷の『史記』には、以下のように記されている。 《齊人徐市等上書言 海中有三神山 名曰蓬莱 方丈 瀛洲・・・》(『古代史獺祭』[こだいし だっさい]より引用)三山は渤海の中、あ…

三山

蓬莱、方丈、瀛(えい)州を三山という。これは、徐福伝説の話である。司馬遷の『史記』には、以下のように記されている。 《齊人徐市等上書言 海中有三神山 名曰蓬莱 方丈 瀛洲・・・》(『古代史獺祭』[こだいし だっさい]より引用)三山は渤海の中、あ…

三重に

本日は、三重に(さんじゅうに)の話である。わたくしが小さい頃、電器屋さんで「三重テレビが映ります」という広告を見て驚いたことを(その広告の様態、ダンボールか何かに白い紙を貼り付けて、そこそこ上手な手書きであったことも含めて)今でも憶えてい…

三重に

本日は、三重に(さんじゅうに)の話である。わたくしが小さい頃、電器屋さんで「三重テレビが映ります」という広告を見て驚いたことを(その広告の様態、ダンボールか何かに白い紙を貼り付けて、そこそこ上手な手書きであったことも含めて)今でも憶えてい…