ナカタさん、ホンダさん、フルタさん・・・・・・・杉森クン

 といっても駄菓子屋さんのことではない。昨夜の「馬”フットボール”太」についてである。日本代表とオランダ代表という世界的には早い段階で2010年ワールドカップ出場を決めたナショナルチーム同士の対戦である。細かいことを記すことはできないので、ひとつだけ、記す。
 このマッチのメンバーは日本が21名、オランダは一人少ない20名、しかし、ピッチに立った人数は13:16で、このことに疑問符をという向きもある。確かに日本は交替2名であるから、通常の規則である3名にも足らず、今大会のローカルルールである6名のうち5名を使ったオランダとの差は歴然である。「本大会(WC2010)に基づいての選手交替をシミュレーション」というが、としても、もう一人、ピッチに出すことができた。
 不可解と思ったのが、後半から玉田(登録上ではFW)⇒本田(同MF)。事実かどうかは確かめようがないけれども、ホンダを試しかったからという指揮者のコメントが真意であるのなら、玉⇒本ではなく、中(俊)⇒本などであり、仮にFWとして(本)をと思いつくのであれば、もう、これはド素人の誰もが思い描いているマルクストゥーリオをトップに座す方が楽しいし、ひょっとしたら(ひょうたんから)駒であったかもしれない。
 さて、そのような戦略的なことを素人が記してもあまり意味がない。なぜならば、(選手の)人事権はわたくしどもには一切ないからである。したがって、選手の起用法について、あれこれ記すつもりは毛頭ない。(すでに勝手なことを言っちゃっているが・・・)

 26.231(27.952)
 26.000(25.800)

 上記は本試合(9月5日)の出場メンバー平均年齢である。お誕生日が異なるため、それを迎える(迎えた)満年齢を人数で除した。上が日本である。カッコ内はサブを加えた数値であり、さらにオランダの方が若くなっている。(日本のサブは最年少が26歳=83年生まれ、一方、オランダは「最高齢」が26歳である)たいへん、失礼であるが、ジオ(ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト)さんを除くと、25.467才(出場選手平均)となり、さらに年齢差が生じる。もっとも、2006年ベスト16に終わったオランダはその前回(欧州予選で敗退)を含め、世代交代が求められていたから、「若返り」もされており、ロッベン(彼だって25歳)にかわって左サイドに入ったエルイェロ・エリアは22歳でひとつ下の内田(日本チームの最年少)を振り切っていた。
 体力≒年齢(若い)とは断定できないものの、そもそも個々の技術で劣っている日本が一次トーナメントを勝ち抜くには、その要素も必要ではないのだろうか。そこのところ、招集メンバーは経験重視なのかもしれないけれども、日本の場合、経験などといっている歴史も実力もない。
 あるいは最低でもべスト4を前提とするオランダと最高でも4とする日本との違いかもしれない。そのため(ベスト4以上)のリスクを試すことができるかどうか、いまさら、記したくはないが、いったい年功序列をいつまでやっているの?という気分である。
 
 標題は中田英寿本田圭佑古田寛幸という程度の想いである。敗れても一向に構わないが、楽しませてね、そのようなピッチ上のプレイを観たい。ただし、ホンダ君には素人から以下の言葉を贈る。

「ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです。」(マタイ(馬太)伝福音書より)
 
 只今、日蘭400年の催しが行なわれている、その一環として、この余興をみたこととする。