蕪を揚げる

 二日前に蕪(かぶ)を揚げてみた。千枚漬けで有名な聖護院(しょうごいん)蕪であるが、テンプラという食べ方(料理法)を初めて知って、(産地である)麓で試しに拵(こしら)えたところ、旨(お)いしく、今回が二度目の挑戦である。
 薄力粉に片栗粉を雑(ま)ぜたせいか、表面はカリカリしていて、頬ばると、口の中で蕪の柔らな甘さがとろ〜りと滲(にじ)んでくる。まだ、試していないが、餡子(あんこ)と蕪も合うのではないかと、ひそかに思っている。まさに、カブラ(蕪)の餡かけである。ただし、手許にアンコもカブラも無い。

[カブ天]

画像0127 画像0129 蕪てん