政令力

 くだらないものである。現在、政令指定都市というのが全国に18都市ある。09年春頃は岡山方面にうかがうことがあり、その間にこの都市もそうなっていた。本10年には神奈川県相模原市が19番目の政令指定都市になるようである。他に、熊本市などもその予定であるらしい。
 そこで、政令指定都市の力というのか都市機能をいくつかの側面から比較してみた。ありがちな住みやすい都市であるとか豊かな町といった類と同レベル、いえ、それ以下と思っていただければ?幸い?である。

[いろいろと注釈、言い訳]

 第一に採点は以下の方法による。多少迷う点もあったけれども、あれこれ考えるのもナンナノデかなり適当である。

 ○:都市内に所在する、ある = 2点
 △:隣接市町村にある、または30分以内(鉄道、車利用)で到達できる = 1点
 ×:(一切)ない = 0点
 
 なぜ勝ち点が3ではないのかという疑問もあろうが、基本的にはフットボルではないこと、また3点方式で採っても結果は同じであるので、あまりこだわらないこととした。

 他にいくつか注釈が必要である。「港」については特定重要港湾、重要港湾、地方港湾である、鄙びた、とても素的な「魚」港があっても、残念ながら×とせざるを得なかった。さいたま市のように海はないが、河湊があっても、やはり×である。「温泉」はかなり悩んだが、株式会社観光経済新聞社による第22回にっぽんの温泉100選(2008年度)に挙げられている温泉地を有しているか否かで判断した。したがって、ここだけは○(2点)か×(0点)かである。実はここで勝ち点3か2かで差が生じるのであるが、面倒くさいので無視した。いずれ、ブログトコラボを試してみる。「新幹線」の部では政令候補である熊本市に○を付けたのはもうすぐできるからである。相模原市にもリニア新幹線という話があるが、もうすぐではないので、やはり×が妥当と考えた。「野球」はNPB(日本野球機構)12球団に限定した。個人的には独立リーグを含んでおきたいとも考えたが、仮にそれを採点基準とした場合、右横のJ1・J2評価にも全国各地にあるチームを考慮する必要が生じてしまう。野球と較べ、はるかにその数が多いフットボルであるから、困る。

 以上のような身勝手な方法でもって、採点をしている。

政令力]

政令力

 こうして眺めてみると、高速道路というのは何処にでもあるのだなあと改めて感じる。造り過ぎというのは酷かもしれないが、これからロハ(只)にして、どうしていくつもりなのであろうか。

 余計なことであるが、神奈川県は「とほほ」である。4月より全県人口の2/3がいわば治外法権に成り下(上)がる。もっとも、考え方によっては県という組織そのものの存在価値を考えるうえで、サガミハラの独立は一石を投じているのかもしれない。横川相連合580万人(横浜市367万人、川崎市141万人、相模原市71万人;四捨五入で合計数値は一致していない)対神奈川県321万人、東京都知事にはないのかもしれないけれども、神奈川同様、ほとんどの道府県はそのような悩みを抱えている。

 このような資料もある。(平成21年地方公共団体定員管理調査結果総務省