ちびパソご帰還

 先月初、修理に出していたパソコンが戻ってきた。理由はキーボードの中段ほぼ全てがダメになってしまったこと。不思議なもので、起動時のパスワードに用いるキーは有効であったので、しばらく手書き入力やペン入力で凌いでいたが、日常用として、昔のデスクトップを復活させることにしたので、彼(ちび)にはしばらく暇を出した。下記画像の赤枠あたり一帯が機能せず、他にスペース、変換キーなども同様であったので、そもそもキーボードとしての役割を放棄していたという状態である。

[確認したところ、異常はないようである]

キーボードお釈迦

 修理サービス報告書を読むと、「キーボード故障を確認致しました。同部品を交換致しました。なお、検証の為、HDD(ハードディスク)を工場出荷時状態初期化実施致しました。」とイタシマシタが気になるのは別として、原因については一文字も言及していない。これまで、キーボードに関して、トラブルというのはいくつか経験がある。まず、キーが外れることがあり、慌てて元に戻そうとするがうまくいかず、しばらく放置していて、いつのまにか行方知らずになったであるとか(下記参照)、おせんべいの欠片が奥深く入り込むとか(参照画像なし)、呑んでいるウヰスキーをこぼすとか(経験なし)、今回の場合、そのいずれにも該当していないし、上記報告書にも「S、E、B、N、I、Oの各キー底に米菓子屑の沈殿が認められ、これらによる部品の損傷を確認致しました。」とも記載されていない。原因が分からないのである。

[拙いものだから、BSはもっとも操作するキーである]

歯が抜けたみたい

 家電店に持ち込んだ際、初期化(工場出荷時)して良いと伝えてあったのだが、少し後悔している。もしかしたら、原因の鍵が全て消されているのではないかという猜疑心があって、一体、悪いのは誰だったのかが、これによって永久に葬られてしまったという疑念をひきずっている。PL(製造物責任)法あるいはリコール制度(間違って出荷してしまったから回収しますね)というのがあるが、こういうのはどうなっているのであろうか。政府は高速道路無料化などといっている場合ではないと思う。ちなみに今回のメーカー請求額は約1.4万円、家電店保証をしているから、それで充当しているが、やはり納得はしていない。

 ちびパソを起動してみた。慎重に、おせんべいは傍に置かず、念の為お酒は横、やや遠めにして。まるで、購入した時のように軽い、ちゃちゃっと次へと移り、まず、宣誓式から始まる。今となってはVISTAのアピールが空(むな)しい。家電店に持ち込んだ際、いっそのこと、XPになりませんかねえとわがままを言ったら、それは無理でしょうと即座に却下された。

[同意書およびVISTAのアナウンス]

同意しなさい  VISTAはスゴイ

 まだ、何もしていない。おそらくであるが、今後も大げさなことはせずに、必要最低限を納めて、持ち歩きとして用いたいと考えている。幸い、「各部品点検致しました。」ともあり、触れるのがもったいないぐらい?ぴっかぴか?であるので、さわることすら失礼なのでは、とも想っている。

 初期設定の画面選択をとりあえず下記のようにした。今、眺めているが、英国風ガーデンを嵌め込んだ写真立てのようなモノである。

[PF状態のPC]

英国風ガーデン(仮の画面設定)