妙心寺?心妙?記の番外、差し詰め、龍安寺のような。

 五正色は何も仏教に限ったことではないだろう。オリンピックは「青、黄、黒、緑、赤」、もう少し記せば、紋章、国旗の類は五正色が中心に構成されているようである。時間がないので全てを観ることは叶わないが、FIFAワールドカップ出場32ヶ国を眺めると、旗の地も含めた「白」がもっとも多く、「赤」「青」「黄」「黒」の順である。南アフリカ国旗は5つともあり、ワールドカップのエンブレムも五正色(プラス水)のようである。

SOUTHAFRICA2010のエンブレムFIFA.comより

[ワールドカップ出場国の国旗色]

W杯国旗色

 水色は微妙な色調もあるので青と認定した。右端の2欄は五正色の合計数値(一色1点)と緑、紫を0.5点として加算した合計数値である。これをもとにA〜Hグループの予選勝ち残り国を予想してみた。五正色合計で同点の場合は+二色の合計値で判断した。(同点数があるため1・2位通過の順番を表しているのではない)

A  南アフリカ、フランス
B  アルゼンチン、韓国
C  スロヴェニアアメリ
D  セルビア、ガーナ
E  オランダ、カメルーン
F  パラグアイ(2位争いは混戦?イタリア危うし)
G  ブラジル、ポルトガル
H  スペイン、チリ

 だから?というだけのことである。

 たいへん興味深いサイトをみつけた。

 FLAGS BY COLOURS(shaheeilyas.com)

 各国・地域の国(地域)旗を円グラフにより数値化している。下のリンクは全ての旗について数値化したグラフである。正確な数字が分からないが白、赤、青、黄、黒という順番のようであり、ワールドカップ32ヶ国と一致した。

All flags combined


 標題の一部にある大雲山龍安寺細川勝元妙心寺の義天玄承(詔)禅師を迎えて開山したという(宝徳2〜1450年)。応仁・文明の大乱はその勝元(東陣)と山名宗全西陣)の争いでもあった。

 11年に及ぶ混乱は勝者も敗者もなく、都全体が疲弊しただけのことである。差し詰め、只今と同じである。