大根(だいこ)炊き

 ヤーコンとともに大根が届いている。それを炊いて昆布出汁で食べている。ウヰスキーにあわない気もするがそれはどうでもよいと意地を張っていたが、芋焼酎に宗旨(しゅうし)替えした。

[濃(こ)くづけに油揚を加えた]

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 只今は妙心寺について想っている。訪ねたのは2月10日のことである。(拙ブロ;妙心寺09年2月19日付)ただ、その先、気にはなっていたが、怠けていた。大根炊きを食べていて、少しその気になれた。わたくしの筋は曹洞宗禅宗の一山であるが、妙心寺臨済宗という前者を上回る大きな宗派を擁しているその本山である。京における禅寺の有名処でいえば南禅寺東福寺大徳寺建仁(けんにん)寺などであろうか、以上も本山であり、同宗のサイトには15派7000のお寺から成るとある。(黄檗〜おうばく宗黄檗萬福寺を含む、※臨済禅黄檗禅公式ネットより)寺数だけでいえば曹洞宗はその倍あって、悪くいえば、田舎の宗である。道理でわたくしの育った地方に多いはずである。(曹洞宗公式サイト〜曹洞禅ネット)大根炊きに乗せた油揚(お稲荷さん)で知られる豊川稲荷も本来は曹洞宗のお寺で圓福山豐川閣妙嚴寺という。そもそも仏神(神仏)ゴッタ炊きのわたくしどもであるから不思議はない。さらに数週間もすると基督さんも加わり、街はごった返す。(でもないのであろうか)

 妙心寺?s?について少しづつ記したい。

[三門]※朱色なんだけど、真っ黒

三門〜本当は朱色

 大根炊きの行事が都ではこれから各寺で行なわれるそうである。

 法輪山了徳寺では「だいこ焚」といって、この9、10日に3千本の大根を炊くそうで、鳴滝大根焚寺と参詣客に親しまれているという。まだ訪ねたことがないので、一度と思う。妙心寺あるいは仁和寺にそう遠くはない。