駅前ヴォートカ

 風邪との界をアッチコッチしている。前ゝ夜はコッチ(非風邪界)にいたが、慢性的な足の攣りとは異なる、むくみ感を覚え、寒さもあり、早く寝た。迷ったが、葛根湯のお世話にならないまま、翌朝を迎えたらどうだろうと冒険をしたが、さいわい、コッチのままである。

 森繁久彌さんが亡くなったという報に映画「駅前シリーズ」のことを想っていた。そこへ、コメントをいただき、それは藤枝駅近くにある「駅前神社」(07年7月19日付)のことである。惚けていて何も進んでいないもんだから、あわてた。有力な情報をコメント氏の調査活動に期待するしかない。Ω

 映画の駅前については以前年末年始の深夜にTV放映されていて、何度か観たことがある。喜劇というのはそういう扱いであって、決して夜の8時とか9時に流されることはなかったと思う。今は「お笑い」ばかりらしい。もっとも喜劇とオワライはまったく異なる世界である。文化勲章を受章されたのは2001(平成3)年、つい最近のことである。

 ネットで記事を読んでいると、ロシヤがウォッカの最低販売価格を設定したとある。もちろん、酒税が欲しいという狙いもあるのだろうが、それ以上に「呑み過ぎ」を警戒してのことだと書かれている。前回の拙ブロに冬はヴォートカに限るなどと記していたから、上記駅前同様、偶然というしかない。
 データは少し古い(03年)が、WHO(世界保健機構)の国別純アルコール消費量を探してみた。データのもとが見つからないが、おそらく、国内における販売量が目安となっていると思う。その点を含みながら上位を挙げる。(World Health Statistics 2009/World Health Organization)

1/Luxembourg/15.56(litres per person per year)
2/Ireland/13.69
3/Hungary/13.60
4/Republic of Moldova/13.18
5/Czech Republic/12.99
6/Croatia/12.25
7/Germany/11.99
8/United Kingdom/11.75
9/Denmark/11.71
10/ Spain/11.68

 以上10か国は全て欧州である。WHOの地域別をみても他を圧倒(爆呑)している。ちなみに日本は西太平洋(WPR)に属していて、42位、7.59リットル、そこそこ呑んでいる。これは国税庁の酒税統計から推計できる数値(アルコール度で按分)とほぼ一致する。ただし、ビールやウヰスキーは敬遠され、焼酎や第三、第四のビールといわれるリキュール類が増えている。
 当然ながら中近東(EMR)はほぼゼロに等しいが、44位にBahrain( 6.98)があるのは、周辺に比べかなり緩いというお国事情がある。すでに書いたが、あくまでも国内での販売量をもとにしているようなので、バーレーンの方がというよりも、周りの方も来られて消費(販売)量に寄与していると考えた方が良い。その意味では1位のルクセンブルク(グ)も同じなのかもしれない。

European Region/8.84
Region of the Americas/6.66
Western Pacific Region/5.18
African Region/4.09
Median/3.73(平均)
South−East Asia Region/0.51
Eastern Mediterranean Region/0.19

 さて、ロシヤなのであるがWHOによると

20/ Russian Federation/10.32

 とある。なぁん〜だ、少ないねぇと思うが、データがいささか古く、もしかしたら、この数年で一気に増えている、いえ、確実に増えているということをロシヤ政府が仰言っているのである。いわゆるアルコール依存症を憂慮したうえでの政策決定なのであろう。日本国内ではタバコに対して風(煙)あたりが強いが、お酒に関しては比較的寛容である。ロシヤとは逆で低価格化が進んでいる(国税は引き上げに必死であるが)。

 わたくしはいずれもタシナむため、値上げは怖いが、おそらく、それでも吸おう、呑もうとするだろう。世論はわたくしのような輩を駆逐しようと更に値上げを試みるが、それでも吸う、呑む、その繰り返しを、もう何十年も経験している。

 ワールドカップ2010の全てが決まった。現時点でいえば、アイルランドの方の酒量がかなり上がっていると、ご同情申し上げる。

Qualifiers]FIFA.com

アイルランド政府観光庁](フランス語バージョン)