末広町八の八

 以前、秋葉原あたりを歩いて「末広町」にぶつかり、では、末広がりの町を探そうと思った。(八・・・末広町09年9月23日付)そして、十ばかりある候補の中から幸い新潟市を訪れることができて、出かけてみた。予め電子地図を印刷にしておき、目安はついていた。往きはバスを使おうと、その路線も当てをつけ、新潟駅前のバスターミナルでシツコク聞いてもいた。10月1日のことである。まだ、暑い日で、ターミナルでは国体参加者なのか?重い荷物(鞄)を両手に抱えながら慣れない土地でのバス移動に汗をかいていた。
 当面の目的地は「末広館」という。住所は新潟市東区末広町8−22であるから、「末広がり」は近いはずである。わたくしは重度の方向音痴であるから迷った場合のフェイルセーフを東区役所と決めていた。道を歩く人を捉(つか)まえた際には末広町8−8は分からなくても区役所は誰でも知っているだろうと踏んでいた。そこから末広町までは200〜300メートルの距離であることも調べておいた。十人ほどの乗客とともに駅ターミナルを出て、しばらくするとバスは信濃川に近い万代シティバスターミナルの建物(バスセンタービル)内で一休み、ここで数分程度の時間調整?があり、いよいよ目的地へ。ここから信濃川右岸を「最近」できた新しい街(万代島)の容を横目(左手)に見ながら、港町へと揺られていく。

[新潟港・北埠頭の上屋(ウェアハウス)]※これは戻る際に撮ったモノ

北埠頭?画像0065

 末広橋バス停で降り、南へ少し戻った付近がその一角に当たる。まず旅館をめざした。

 あった。

[表通りに面した末広館]

末広館2画像0056   末広館画像0057

 住居表示が仲々ないものだから、他所様の表札を無遠慮に覗き込む。どうも表に面していない側にありそうだと中りをつけ、裏へと回る。が、表示がないので、再び住居侵入行為へと。

[これは違う]※表と裏を結ぶ抜け道をふさいでいるトラック

単に八の八画像0058

 旅館は裏通りにまで広がっているようである。国体関係の方も泊まられているようで、宮※ナンバーの小型バスが停まっていた。

 あった。

 しかし、そこは8−6。

 そのお宅が角地にあって、ひとつおいたアパートが8−8のようである。(トラックが駐まっているあたり)

 あった。

[推定末広町8−8]※一応、守秘。

推定末広町八の八

 隣家(8−7?)に見つけたJR線路あと地・・・。よく分からないが、以前あったという新潟駅から港につながる鉄路の廃線跡ということであろうか。余計なことであるが、新潟駅およびその周辺駅というのは複雑な歴史をもっているらしい。
 
廃線跡地を公園、市営住宅に!]

鉄道跡地画像0054

 書けば、以上のような具合であるが、実際にはもう少し手間どった。結局、昼も摂らずに、途中、缶紅茶を一本。港沿いを歩きながら、このまま、駅(宿)まで戻ろうと思った。

 そして、再びお酒に当たった。次回に。