越後へ、新潟市へ

 新潟市についてはあまり記した憶えがない。拙ブロの検索機能を使ってみたが、やはり「ない」。9月30日〜10月1日は所用もあり越後・新潟にうかがった。
 新潟市はわたくしの中では素的な街のひとつである。好き(素的)な基準のひとつに川があり、街の真ん中を流れるのをみていると幸せな気分に落ちる。もちろん、川があるからには橋もある。萬代(ばんだい)橋は駅周辺の新・町と通称新潟島とも呼ばれる古・町を結ぶ大橋である。初めて、渡ったのはもうずいぶん昔のことであるが、おそらく、それまででもっとも大きな橋を見た!渡った!ということで何度も往復した。以来、幾度となく渡っているのであるが、今回はどういうわけか「ない」。すなわち、旧い街の方には行かなかったということである(宿は駅前)。
 大坂橋のことで「社団法人土木学会関西支部日本の橋」にはたいへんお世話になった。ありがとうございます。その情報は松村博さんの提供であったと前回紹介したが、松村氏のお仕事のひとつに「日本百名橋」というのがあるそうだ。早速調べてみると、萬代橋も入っていた。そして、わたくしが好きと想っている松江市の大橋も。(拙ブロ;松江・・・あらゆる水をもつ町05年2月6日付)残念ながら盛岡市の「二度泣き橋(開運橋)」(ウェブもりおか;盛岡市市長公室広聴広報課)は漏れていたが、同じ市内の「上(かみ)の橋」は擬宝珠がカワイイ。ごろりんとならず、今年400年を迎えるそうである。(盛岡タイムス09年 3月 23日付
 橋さんたちには失礼なことだが、わたくしにとっての日本三大がっか(く)り橋もそろって入っていた。徳島・祖谷(いや)の蔓(かずら)橋、土佐のぅ〜高知のぅ〜播磨屋(はりまや)橋、長崎市眼鏡橋思案橋はその存在すら認められないので除外)。もっとも、甚大な期待をもつのがイケナイ、彼らは彼らなりに頑張っているのだろうから、百名橋にあがっているのである。
 直江津橋は「山椒大夫」でお馴染みである。たしか、林芙美子さんも訪ねたと思うが、もう忘れている、あとで読み直してみよう。東福寺偃月(えんげつ)橋は仲々シブイ、紅葉は1ヶ月先のことか。
 きりのないことである。
 新潟について、すこしづつ、記していく。

[新潟漁港(信濃川沿い)に放置されたブイ?]
港のブイ画像0064