福島曽根田天満宮

 日本三大・・・というのは大変悩ましい、あるいは煩わしいことである。岡田屋さんの川崎モアーズに設置されているエスカレーターは世界一短いとされている。では、二番目はというようなことを以前書いたが、その際、付近で下った記憶があるとも記した。(エスカレーターそして地下鉄:10年4月19日付)
 思い出した、というのか、1日(6月)に載った(下った)。それはドレミファソラシドれっしゃ(06年2月14日付)で有名な京浜急行電鉄?の川崎駅にあった。あいにく先を急いでいて携帯をかざす余裕がなかったが、詳しいサイトを見つけた。東京エスカレーターにある「短いエスカレーターが好きだ」というなんとも頼もしい・楽しい。そこに京急川崎?のも?あった。

 ⇒ 京急川崎駅の?えす?

 七段だから雛飾りとしては一等(一頭)だが、エスとしてはそうでもないらしい。同記事には6段というのもある。岡田屋さん?のが?最短でなくなる日が来るのだろうか?ただ、3段エスというのは想像が付きにくい(載って、すぐに降りる用意をしないと間に合わない)。

 さて、

 太宰府天満宮北野天満宮防府天満宮(若しくは大阪天満宮)を日本三天神というのが通説のようである。わたくしに異議をはさむ資格はない、そうなのであろう。(もちろん異説はあるだろうが)
 ところが、その異説というのか、新たな発見をして、おもわず嬉しくなった。福島市内の天神町という名に曳かれて導かれた場所が標題である。参道沿いの幟に『日本三大天神』とあって、びっくりした。で、惹かれていった。

[福島曽根田天満宮

福島曽根田天神   曽根田天神2画像0134

 同社のサイト(おみくじ付き)には特にその旨について記していないが、これは「神社探訪狛犬見聞録・注連縄の豆知識」で良いのだろうか、そこに三大の拠り処があって、菅原傳授手習鑑でお馴染みの三兄弟(松王丸、梅王丸、桜丸)にまつわる話として紹介されている。(三大天神の謂われ
 では他の二社はというと曽根野、現在の北野天満宮(通説による三大天神のひとつ)と播州曾根崎天満宮曾根天満宮高砂市)だとも書かれている。

 もちろん、通説である。ほかにも「日本三大天神」とする社が存在する。

 ⇒ 荏柄(えがら)天神社(鎌倉市)

 ⇒ 大生郷(おおのごう)天満宮茨城県常総市

 ⇒ 小平潟(こびらがた)天満宮福島県猪苗代町

 もともと三大云々は主(当事者)か客(非当事者)かはともかくも「謂ったもの勝ち」の?ルール?というルースな面があるため、冒頭に記したとおり、悩・煩を招く。そもそも何故「三大」なのかということまで考えてしまうと、ますますノウ・ハンが募る。

 ちなみに手許の電子地図で検索すると「天神町」は北海道紋別郡遠軽町(えんがるちょう)から鹿児島県西之表市(にしのおもてし)〜種子島北部の街、西表ではない〜まで全国各地に156ヶ所ある(住居表示以外も数えれば他にもあろう)。只今は時間が足りないので、各所に「天神さん」がゐらっしゃるかどうかを調べることはできないが、たいていは「ゐらした」を含めて、そうであったのだろうと軽く考えていたが、上記三大天神(太宰府、北野、防府)の住所は天神・・・ではなかった。(大阪様は天神橋)
 太宰府市には天神という地名すらないようである。

[天神様といえばお牛とお梅]

 しばらく探してみたが、お牛様が見当たらない、どこかへ出張っているのだろうか。

 あきらめて、梅を探した。もう4月も半ば過ぎの話であるが、今年は全ての自然が遅いと聞いている。それでも、やはり(観るのが)遅すぎたけれども、数輪の梅を愛でてみた。

曽根田天神5画像0136 曽根田天神4画像0137 福島曽根田天神3画像0138

 最後に梅と花(サクラ)をセットで撮ってみた。

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 夕暮れ時に少し乗り鉄。(次続)

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