彼も此も其も

 あれもこれもそれも、考えようとして、結局何も考えることをしなかった。うっかりしていると、もう、空白が長く続くばかりである。もっとも、拙ブロがなくても世の中は動いている。5日に人間ドックに行き、その帰り、撮ったのが下記の画像である。順番に説明を加える。葡萄畑は枯れていて、その向こうに醸造場(ワイナリー)が覗いている。二・三番目はなんだか分からなかったけれども戻って調べてみると、お蕎麦屋さんのような気もする。まだ、よく分からない。覚えていたのなら、来年の検査の時にでも確かめてみよう。最後の二葉は冬の山が西日(夕陽)に染まっているのであるが、これでは何だか分からない。枯れ木や冬の雲を撮ったようなものである。

[冬5題]

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 昨日、所要(検査)のため、別の病院に伺った。表現は適当ではないと思うが、承知で書くと、此処ほど活気のある場所は他にないと初診受付を済ませ、診察までの3時間半を待合椅子に座りながら、眺めていた。もちろん、皆さん、どこかかしこに不安を抱えており、それを少しでも解消しようと必死なのであるから、それが空気として伝わってくる。目の奥に輝きがあって、そのあたりが街を歩く人とは異なっている。それが、「活」気であり、年間33兆円の市場(国民医療費)となっている。念のため、もう一度断っておくけれども、表現は拙い。

 何度か通うことにして、もう4度も予約を入れた。競り市のような間合いで、医師の「あ、この日空いているよ」という掛け声に、「買った(予約した)」と落札してきた。わたくしが通院するなどとは、少しは命を永らえようとするつもりになったのであろうか、そうでもなければ、通うはずがないと、院内のあちそこで光る目の放射線に感化されたのだろうと解釈している。

 「大事ではないよ」

と、医師が仰言られた。

 本人(わたくし)もそう思っているので、絵馬には何も書かないつもりでいる。過日、うかがったお宮さんで求めたものである。

[絵馬とお守り]

絵馬とお守り  願掛けのない

 記すまでもなく、空白の理由はこのこと(検査)ではない。いたって、呑ん気でゐるせいである。