小盛さん〜ついに食した

 所用の開始時間があやふやで、予め少し早く出て、街をぷらぷら、する気もないし、呑むのもなんなので、ふと、松屋さんに這入った。
 小盛を初めて頼んだ。290円(お味噌汁付き)で、(並)より90円安い(価格差はおおむね76%)。量はというと、そういうことに関心のある方は当然他にもいらして、食している間に、自販機(YOSHI牛と異なり、ここは自販機制)の前でうろたえていた奥様が操作を間違えたのか持ち帰りを店員クンに訴えている。間違えた事情はよく分からないが、ちょうど、わたくしの座っている背後が持ち帰りカウンターでそこでも何かお兄ぃさんにモゴモゴ言っている。どうやら、大盛と小盛を1ケづつということらしい。ならば、並2ケでもと思いながら、引き続き会話に耳を傾けていると、
「小盛というのは並とどの位違うんですかぁ〜?」と聞いている。これは、今食べているわたくしにも重要な情報なので、さらに耳を近づける。
「はぁ、だいたい半分ぐらいだと・・・、いえ、もう少し、あるのではないかと・・・」、と牛めし(の肉)と違って、煮え切った(詰まった)回答になっていない。
 ただ、確かに分かりづらい。隣の席にいらした方の丼とわたくしのとは同じサイズのように思われた。
「あの〜、そちらも小盛で〜」とはさすがに聞けないので、想像してみた。おそらく、丼は同じで、中身が異なるのではないだろうか、と。小盛のためにわざわざ新たな丼を買い増す(投資)のは考えものであろう。同社のサイトを覘いたが、カロリーなどの違いは表示されているものの、「量」については見つけることができなかった。おそらくではあるが、小盛は並の2/3程度ではないかと、わたくしの丼勘定である。

[小盛]

小盛

 しかし、それでも、わたくしには多いようである。食べている間に、もう何人の方が出入りを繰り返しているであろうか。隣の方は通算3人目・・・、平均的な滞留時間はどの程度なのだろう、少しだけだが、サイトを検めてみると、2(!)〜5分、どうひいき眼に見ても10分以内であろうか。松屋さんを出て、カフェに入り、直ぐに宛てたメール送信時刻が松屋入店から34分後であった。両所は徒歩2分程度の距離であるから、どうも30分、小盛相手に、もそもそとしていたようである。お店にとっては迷惑な話である。

 先の店員さん(お兄ぃさん)の煮え切れない「半分」程度がわたくしにはちょうど良いのかもしれない。だいいち、これまで並を頼む際に「お米半分」とワガママなことを言っていたのだから。・・・(ごちそうさま)