ZAT’hree〜21世紀バージョン

 前回に続き、ヒット商品を。ランキングの一切はSMBCコンサルティング株式会社に拠る(ヒット商品番付)。また、日経トレンディも同じ。冒頭の●は最近もなじみ、▲は行ったこと、買ったことなどがある、×は行ったことも、買ったこともない程度というゴク私的なことである。

SMBCランキング/日経トレンディーのNO1
(K)その年のキーワード(SMBCによる)
※わたくし的勝手な考えかた
という順番であるが、たまに順不同の場合もある。

01年×千と千尋の神隠し/×USJ
(K)すべてが変わろうとする「はじまりの年」
※初の(西)大関休場という事態に(西関脇も)、千&千、トレンディ誌(以下、ト誌)では3位であった。この年メジャー入りのイチローオリックスで衝撃的にデビューした94年(東前頭3)に次ぐ2回目のランクインである。関係はまったくないが、ト誌の14位にJUNイチローの名も。西小結では「カローラ」VS「フィット」 、東前頭3では「TDS」 VS「 USJ」、前者は見事にフィットに軍配が、後者は東京と大阪という商圏人口規模の違い、キャラクターパワー(力)の差などもあり、同じ土俵に乗っていない気もするが、その「差違」を思えば、USJも健闘していると考えるべきなのだろうか。ちなみに前者(TDL含む)は2,800万人、後者は730万人(いずれも07年入場者数)なお、ト誌ではUSJ1位、TDS2位であった。キーワード、少なくともイチローさんには当てはまるのであろう。

02年×ハリー・ポッターシリーズ/×FIFAワールドカップK&J
(K)一つずつ夢を実現することが不況脱出の近道。(なんだか、「相田みつを」調になっている)
※ト誌とは1位・2位が逆に。ぱっとしない年でもあったのだろうか。これといった※ントも思いつかない。フットボルに呆けていただけなのであろう(注;わたくしのこと)。・・・02年は要再調査。

03年_ _ 星野阪神/_ _ 阪神タイガース
野田阪神大阪市交通局が運行する地下鉄千日前線の駅(S11)として実在するが、星野阪神についてはその表現があいまいなため、記事の信頼性について検証が求められています(WIKI風に)。本年は星野JAPANといわれた。
 東小結にジャパネットたかた。キーワードそのものである。
(K)今、この瞬間の感動を共有できる商品(と思わず、注文してしまう)

[たのむぞ星野のKIRINでらうま黄金缶]$かなり古い(中身なし)£
星野阪神の随分前

04年●冬のソナタと韓流関連商品/●冬のソナタ
イチローさん3度目はメジャー最多安打更新であったか。トレンディ版(拙ブロ:ZAT’2(雑に)08年9月13日付)ではふれなかったけれども、わたくし的には「黒豆ココア」であり、ト誌では9位、SMBC版では西前頭4(実質15位)であった。
(K)「還流」商品ヒットの年。
※その一部(冬ソナ)に夢中なわたくしの04年でもあった。

05年×愛知万博/×iPod nano & iTMS
※ト誌では1位iPod nano & iTMS、次いで愛知万博、ブログ、SMBCでは2位アキバ、以下、ブログ、「iPod」ファミリーと結構似ている。
(K) 愛知とアキバが熱かった1年
※08年はアイチも秋葉もサムイコトばかりである。(世の中全般のことか)

06年×ニンテンドーDS Liteと対応ソフト/−
(K)新たな顧客を創造した商品が名を連ねる
※ここからはト誌データが手許にもないものだから、(わたくしの)独壇場。西前頭5の男前豆腐店、お豆腐屋さんの現状についてはブログトコラボで検めるが、とりあえず、左前とあらわしておきたい。豆腐屋さんにはラーメン屋さんみたい(ある種ブランド化)になってほしくない。朝早くに街を歩くこともないから、豆腐屋さんはいつも閉まっている、そういう風にいてほしいけれども、後継者がなかなかね。いずれ、また。(なお、参考として、拙ブロ:万事豆腐07年9月7日付もどうぞ)
 東前頭4は「ルックきれいのミスト」、名前がきれい。おそらく、コバヤシさんであったなら、ミスチル(ミストで散る)とか、そんな名づけだったのかもしれない(だから、きれいではないということではない、念のため)。西前頭6のエキナカはまたいずれ、留めたい事柄でもある。

07年×ニンテンドーDS&Wii/−
(K)閉塞感を抜け、明るく消費を楽しむ時代に
ニンテンドーだけが元気である。しかし、キーワード(K)のような時代が来ると思っているのであろうか。運を天に任すしかないから、ニンテンドー強しなのかもしれない。あるいは、やはり、殻を破るということなのであろうか。

 以上、拙い解釈ばかりで申し訳ないと思っている。ただ、基本的には売れたからという事実が前に出ていて、「売れては」いないけれども「もしかしたら」?!、という半歩(1/2STEP)先を感じ取ることができないのが残念である。では、半歩先に何が売れるのか、そう問われても困るが、とりあえず、あなたなら半歩先に何をしたいですかと尋ねるしかない。もし、そう問われたら、わたくしは、通常の1/4〜1/6食程度を常時提供していただける飲食店(ちび六的発想、ただし、本来の発想は1.5倍感覚であったらしい)、喫煙車(相応の特別料金をお支払いいたします)、足攣りに効くお酒であって、要するに、ワガママに徹するということなのかもしれない。06年のキーワードに新たな顧客とあるけれども、こういう族(やから)ほど厄介なものはない。やはり、わたくしのようなワガママを受け容れるより、昔からのお客様を大切にという、まったくもって殻を破っていない結論に落ち着くのである。
 閉塞の時代とあらわすのは簡単であるけれども、実際には地球そのものが閉じる方向にあり、いまさら、「新た」を求めることに、HITを感じることはできない。といって、OUT領域(殻の外≒アウトロウ、ET)に向くこともできないので、結局、殻の中に閉じこもっているしかないということなのであろうか。
 Husk Inside,There、あるいは、Then なのであろう。