残暑お見舞い(アメ村・とんぼり辺り)

 関西方面及び徳島・阿南を旅して、再び、大阪に戻り、帰るまでの時間(といっても、何時に帰るという予定は立てていなかったけれども)、ミナミに寄ってみた。アメリカ村周辺である。最近では大阪を訪ねる際は、市内に泊ることはないのであるけれども、20年ほど前(±5年)、アメ村付近(内)のホテルを定宿としていた時期があって、その頃も、もう、わたくしは若くはないけれども、不思議な街があると思いながら、あるいは、若さ気分を眺めに、昼も夕も夜も、ほっついていたことがある。以来、足は(心も)遠のいたけれども、梅田のバスターミナル(徳島からの)に着いた途端、行ってみようと思いつき、荷物をロッカーに預け、地下鉄で南下した。相変わらず、元気で、おそらく、以前より、その活力は増したようにも思う。ただ、その分、マイノリティな街から、マジョリティへと変貌しているようにも感じた。そのことに、異論はないが、趣きが薄れているのも事実である。ホテルも顕在で、ただ、テナントが変わっていたようにも思う。大阪帝国ホテルといって、あの帝国ホテルとは異なる。ただし、前者の方が歴史は古く、価格もずっと安い。今はどうか知らないけれど、ドア(出入口)以外に開口部のない部屋もあって、ソコは他の部屋より幾分安いから、よく選んだ、近くで呑んで、寝るだけだから、窓は要らない、という正当な理由もあった。これまた、当時から、存在を知りながら、結局、訪ねていない「オムライスの北極星」ともども、セットで来ようかなぁ、と、前を通り過ぎながら、漠然と考えていた。
 御堂筋を渡る(東側に移動する)と心斎橋(筋)である。大丸前を通ると、軒先が舫(もや)っている、よくみると、細いパイプの先から、散水されている。瞬間の涼である。写真では分かりづらいが、右(黒い部分、大丸側)からアーケード側に白い線が何本も出ているのが、散水である。筋を南に下り、道頓堀にぶつかる。只今は工事中であるけれども、川面を散歩しながら(とんぼりリバーウォーク)、たこ焼き屋さんなどを横目に、たよし千日前店に。こう書いては失礼だけれども、以前は、地味な居酒屋さんであったように思うけれども、今は違っていた。まだ、陽も落ちない時間であったので、お客さんは少なかったけれども、カウンターの端っこに座って、串揚げを頂きながら、何故か久米仙が置いてあって、それを頼んで、呑んでいた。
[大丸心斎橋の散水]
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 陽も落ち、お客さんが増え始めた頃に、重くなりかかっている腰を上げて、帰途に。食いだおれにはほど遠いけれども、わたくしなりに、堪能させていただいた。
 本日は、最近、拙ブロなんかにも届く、紹介(のみ)ブログ風になってしまった。琉球留記は、まだ途中である。たよしでも呑んだが、江坂では、わざわざネットで琉球料理屋を探し当てて、行った(多良川を呑んだ)。1か月過ぎても、まだ、その(琉球)熱は、わたくしの中に、外に、残っている。現在、引き続き、下書き中である。でき次第、上げたいと思う。期待はしないでください。