北関東(赤辛い)垂れ記5〜餃子を忘れていた。

 拙ブロ「小麦粉〜北関東垂れ記3(館林)」(06年10月31日付)にて、北関東と小麦粉の「密な」関係について書いたが、すっかり、標題の件を逸していた。一昨日より宇都宮に出かけ、二晩連続で主食は餃子であった。焼き、水、揚げ、そして、フライも食べた。餃子に合うビールもいただいた。もう、有名なので、いずれのお店もお客さんが切れることなく、回転していた。この町が餃子で有名になった理由のひとつに、同市民の餃子消費量の多さがあるらしい。総理府「家計調査」をみると、都市別に品目ごとの消費量がでているが、参考までに03〜05年の数字(1世帯当り年間)をあげると、
03年/4,204円(2,001円)
04年/3,908円(1,898円)
05年/4,037円(1,855円)
 宇都宮市民は全国平均(カッコ内)の倍以上を食べており、他の都市を大きく上回ってもいる。ちなみに、統計表「餃子」の項目の左隣には「しゅうまい」とあって、こちらは予想どおり、横浜市が断然多くなっている。さて、この餃子消費量にかけては、うちが一番だと名乗りを上げたのが、来年にはめでたく政令指定都市となる浜松。残念ながら、上記家計調査は原則的に都道府県庁所在都市を基準に公表されているため、公式数字は存在しないのであるが、経験則的に、そう仰言られているらしい。わたくし的にはどっちでも良いことであるが、イメージだけで推せば、北関東に分があり、ソッチにはうなぎもあることだからと、ここは大人(政令市)の態度を望みたい気もする、などと思っていたら、一昨晩にうかがったバーで、宇都宮は「カクテルとジャズの街でもあるんです」と教えら(諭さ?)れた。後者はナベサダこと渡辺貞夫さんが同市出身ということも大いに関係しているのであろう、前者はジャズと関わっているのだろうか、そのあたりのことはよく分からないけれども、次回うかがった時は、今回は果たせなかったジャズを体験してみようかと思う。ジャズとカクテルと餃子、少し危ういバランス加減でもって、思わぬ酔いを生んでくれるのかもしれない。