山羊OLD

 今月初めか、どこかで求めていた山羊乳のチーズのことをすっかり、呆けていた。半分ほどを食べた、残りを、冷蔵庫に納めておいたのであるが、先ほど、台風の余波か、きれいな夕空と、その置き土産として、素的に映えているブルーモーメントを眺めていたら、思い出した。そこにいたる心理過程は、いたく明白である。
ブルーモーメント那覇山羊屋さんであって、まったく、わたくしの脳内は単純であることが、改めて、証明された。ラベルをみると、シェーブルとあり、また、灰という文字が、英語を筆頭に、6つの言語でもって、表示されており、裏面を確かめると、原材料名として、山羊乳、食塩とともに、「植物の灰」と記されている。ハーブなのだろうか、その芳醇な宙界が、含んでみると、口内全体を包む、というか、攻(香)撃的に拡がってくる。あいにく、高質なワインもタブレットなのも、ここには存在しないので、やや琥珀がかった牛乳をアテに、残りを頂いている。
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