22%(±5)〜腕時計着装率2006年夏版

 わたくしは腕時計をつけない。それどころか、腕輪も、鼻輪も、耳輪も、一切、縁がない。輪類はともかくも、時計のほうは、おそらく携帯電話をもつようになってからであろう。同じ(重なる)機能を有す品をふたつ持つ意味がないという考えからだったと思う。以来、わたくしの両腕は、みすぼらしいうえに、殺風景である。で、そのこと(腕時計着装または装着率)が大変気になっていて、例のごとく電車内観察を数日間続けてみた。その結果が標題の数字である。かなり、いい加減なカウントであることを承知で続けると、?男性に比べ、女性の方が着けていない、また、?男性の場合、背広を脱ぎ、半袖シャ〜ツの人ほど着装率が低いという感触を得た。観察期間が夏だから、汗がたまってイヤダなあという人も多いため、着装率が低いのかなぁという見方もできよう。で、もしかしたら、と思いサイトを調べていると、あった。02年調査とやや古いが、空間創造株式会社が行なっている《ちょうさドットコム第2回アンケート調査》の『腕時計についてのアンケート』(腕時計・携帯電話、あなたはどっち調査)である。これによると、全体では3割弱の人が「携帯電話」のみと回答している。男女別では女性の方が携帯のみ派が多い。わたくしの、いい加減な観察と傾向が似ているというのは同社にとって、良いのかどうか分からないけれど、さらに、結果をながめてみると、時間感覚との相関関係を分析した項では日々の時間にザッパな人ほど腕時計着装率が低いという興味深い傾向があらわれている。ということは、電車内観察でもって腕時計をしていない人はオオムネ・ザッパだということなのであろうか。とはいえ、よほどの場所でない限り、今ではどこにでも時計「ぐらい」あるので、それで十分であるという人もおられるだろうから、未着装(非装着)=ザッパと言い切るのは、それこそザッパであろう。また、中には「気取って(こだわって)」懐中時計を持っていたり、腕時計なのに、こっそりカバンに仕舞っている方もあろう。観察だけでは見えないことも多いので、やはり、即断は危険である。ただし、わたくしの場合は「ザッパであるから腕時計をしていない」で、間違っていないと思う。
 今はどうなのであろうか、よく分からないけれど、以前は、腕時計というのは質草として通用していたこともあり、万が一(金欠)のことを考えて、分不相応の高級(金ぴか)腕時計を無理をしてまで購入・所有していた貧乏学生もいた。(当然、0101の月賦であるが)前出ちょうさドットコムの時間との相関関係の質問冒頭にもあるように、「時は金なり」とは、よく言われることであるが、この(貧乏学生)場合は「時計は金(質草)なり」ということであろう。ちなみに同調査の1回目も面白い。読んでいるとよけいに暑くなる、お題目だが、ぅむぅむ、わたくしはX番だなぁ、と思いながら、まっ、食べる相手にもよるのかなぁ、という思いにもいたる。要するに、好物が同じ相手とはオデンや鍋は一緒に食べない方が良いということなのであろう。あるいは、寂しいかもしれないけれど、一人で食べなさいということかもしれない。
 で、本日は、何が書きたかったのか、

携帯電話だけ持ち歩いている人は、若い層ほど多い

 という同調査の分析結果をお知らせしておきたいと思っただけのことである。(暑)