ファン・ヘー連

 金曜日(7・21)、湘南・湘北(?)方面に所用。最後に訪ねた大和市では、「第30回神奈川大和阿波おどり」が今月の28(金;前夜祭)〜30(日)まで開かれると知った。もう、夏祭りの季節なのである。名高い札幌「YOSAKOIソーラン祭り」は今年で15回目を迎えた(6・7〜6・11)。何が名高いかといえば、それまで、誰も思いもしなかった、よさこい(土佐)とソーラン(北海道)をあわせたことであり、当時(第1回は92年)においては、まるでミスマッチのようないわれ方もしていたとも聞いたことがあるけれど、地域にこだわらず、外の文化を採り入れる気もちはグローバル化の具現化でもあり、あるいは、お互い、地域同士、頑張りましょうね、というような、グローカル化とでもいえるのだろうか。よさこいも、ソーランも、踊る阿呆(阿波踊り)も、もともとは、それぞれの地域色が強い「まつり」であるのだけれど、今では、それが、全国各地に拡がっており、拡がり先でもって、新たな地域の「まつり」になりつつある、大和駅前の告知ポスターを眺めながら、そんなことを想っていた。
 さて、わたくしも、月曜日から徳島県阿南市へ出かける。県内の阿波踊りは8・15前後に行なわれる場合が多いけれども、ここは、少々逸って、今月24〜25の2日間を充てている。この祭のあと、ここの連中は各地で控えている、あとの祭へと、出張って、夏を最期まで、踊り切る。所用を少しして、残りは、そういう連中を観ていようと思っている。拙ブロの3回目「踊る阿呆に観る阿呆(徳島)」(05年1・19付)に使用している写真、実は、何年か前に阿南で撮ったもので、まことに暑い真夏の夜の光景(風景)で、比べ、明後日は、空模様を若干案じている。お知り合いも何人か「連」に名を連ねており、今年も、街じゅうを練る覚悟でいる。わたくしも、ひそかに、標題(?)の彼(ら)を「ぞめき」のお囃子連に加えて、観る・聴く阿呆に徹して、
♪Dancing In The Street(ただし、観ているだけ)
というような気分にでも、なろうというつもりである。