プロペラ

 21日に伊丹から高知龍馬空港に向かった。所用で、そのようなルートを飛んだのではあるが、思わぬことに遭遇した。それがプロペラ機である。わたくしは航空機マニア(ソラちゃん、とはいわないか?)ではないけれども、伊丹で思わず、整備士さんに断って、写真を撮らせてもらった。残念ながら、片翼しかとらえることができなかった。もう、他の乗客は、ほとんどが席に着いており、そういう状況の中で、長々と携帯をかざしている場合ではなかった。
 伊丹⇒龍馬に使用されているのは、全日空のHP案内によると機種は「ボンバルディア DHC8−Q400」とあるが、機内リーフレットには末尾が、300であったような気がしてならないので、検めてみると、DHC8-300 Dash8 300という機種があると、「プロペラ旅客機図鑑」に載っていた。拙寫眞からすると、400のようでもあるが、リーフレットだけ、在庫の300を使っていたのか…。手元にある座席表と機体を較べると、やはり400の方のようであるが、DHC8-300 のDash8 400ということかもしれない。そのことは、どうでも良いことではあるけれど。
 プロペラ機に乗るのは、(自慢話か)、マイアミ⇒キイウェストのセスナ機以外では、タシケント⇒ブハラ⇒サマルカンド⇒ヒヴァ(空港はウルゲンチ)で計3回経験しているだけである。砂漠の中の飛行場と飛行場を、やはり砂漠ばかりの上空を飛んでいく。15〜20人ぐらいしか乗ることのできない小さな機だから、飛行高度も低い。(タシケント→ブハラ間の)乗客3人の、リラックスした機内から、下をのぞくと、砂のうえに、自分が乗っている機体の影がゆらゆらと、灼熱の中を蛇行していく、そういう様をみながらのたった1時間にも満たない「フライト」であった。拙ブログ「踊る阿呆に観る阿呆(徳島)」(2005/01/19付)で書いたが、伊丹←→徳島ほどの弾丸的(ぴゅっと離陸=発射して、まま、降りる=着弾)感覚はなかったけれども、飛び立つ時の重力感はなかなかのものである。(四国からの帰りは大きな飛行機であったので、そういう醍醐味だけは味わえなかった)わたくしの座席は15A、下の写真がとらえている左翼にくっついて、前面にプロペラが装着されているエンジンタンク部分?の真ん中あたりで、かつ、脚の部分が出入りする位置であったので、着席してからは、着弾まで、じっと、プロペラをみつめていた。といっても、ほとんどの時間は、超高速度で回転するプロペラの向こうが透けてみえる扇風機状態であったので、プロペラをみていたというのは事実に反するのかもしれない。また、離陸直後には、細々しい脚の一部(車輪)がいったん、スッと下に伸びたかと思うと、翻って、脚のほか部分とともに、タンク部分?の中に行儀よく納まっていくさまに、びっくりし、日頃、のんべんだらりと過ごしている、わたくしへの警鐘かとも思い、着陸時はあえて脚を無視し、プロペラだけに目を遣っていた。
 四国山地を越える手前で機長のご挨拶があり、今日は気象条件も良好なので、このまま龍馬空港に直行しますと「小型機」あるいはプロペラ機ならではの、小回り性を発揮しながら、猛暑による上昇気流にも邪魔されないで、たった40分の飛行ではあったけれども、ひさしぶりに「のんびり」とした本来の飛行を楽しませていただいた気分になった。
 高知については、引き続き、書き留めたいと思っている。市内移動中のタクシーの運転手さんに頂いた「よさこいガイドマップ」によれば、前後夜祭を含め8月9日〜12日がその日(よさこい)に当たる。(毎年同じ)
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[プロペラ旅客機図鑑]※更新がされていないので、最新ではないかもしれないけれど、分かりやすく、かつ楽しいので。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~ito-nori/prop100j.html
全日空の案内]
http://www.ana.co.jp/amu/fleet/q84/main.html
(しつこいけれども)…乗ったのはコッチの会社。
[A-netの案内]
http://www.ank-net.co.jp/co/airplane.html

 更新されていました。改めて、国内で飛んでいるプロペラ機をご覧ください。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~ito-nori/prop/prop_japanj.html