直江津歩ル記

 春日山の前に少し時間をとって、街を歩いた。雁木通りを過ぎると、もう、迷っている。地図は頂いているが、まったくもって機能していない。もっとも、あてはない。せいぜい、海をみておきたいというだけのことである。ちょっとした呑み屋街の奥にある八坂神社にぶつかった。以降で彷徨いの過程を記す。くどいが、迷っている。

[八坂神社脇の駐車場で]

神社脇の駐車場に直江画像0186

 時間がなかったので調べていないけれども、NAOEさんは多いのであろうか?文字を少し入れ替えてみると、イオンになる(どうでもよいが)。今、改めて、電子地図を眺めていると、ずいぶん見当違いの歩き方をしていると、感心する(あきれている)。ひたすら北に向かっている。確かに、先は海には違いないが、実際に向かおうとしているのは、最初に、「西」であったはずである。八坂さんには稲荷さんも日吉(日枝)さんも、諏訪さんも同居していて、そのお陰で、軌道修正できたと思うしかない。めざしていたのは、とりあえず、春日山へ運んでくれるバス待合である(時刻の再確認のため)。これはイトーヨーカドーの前にある。ただし、すんなりとはいかず、白日の街をうろついていた。昼間見る街の風景と夜のそれでは異なるけれども、単に光の具合のことだけではないようである。わたくしの目に入るのはたいていが夜のお店である。今開いていればなぁという、そのような悔しい思い(団子同様)をいくつか味わいながら、第一目的であるスーパーに着く。

 以下はその途中でみかけた。

[ニューハルピン]

 餃子、湯麺と看板にある。大陸的な旨しさが漂っている。

直江津ハルピン2画像0182

[ニューハルピン接写]

直江津ハルピン画像0183

[香港]スーパーのすぐ近くにある

 見かけたときは閉まっていたが、海を眺めたあとに覗くと、ちょうど、ご店主が来られるところであった。

直江津香港画像0188

[謎のスナック]

 まず、女性専用という部分に引っかかり、だいいち、それで成り立っているのかどうかが心配になった。次に、専用なのに、男子の入店をお断りする「場合」があるにも悩んだ。そうでない場合もあるのだろうか、とすれば、看板に偽りありである。折衷案として、女性と同伴の男子はOKと考えることができる。以前、八戸を訪ねた際に、一服でもと入ろうとした喫茶店でコーヒーを淹れていたとっても優しそうなご主人の顔がにわかに厳しくなったと思うと、ついで、きょとんとした感じで、
 「ここは女性専用なんです」、と。
 店内を見渡すと確かに男子客もいたが女性とご一緒で、おそらく、同伴であれば可能であったと思う。只今あれこれ考えているスナックもそこと同じような仕組みなのであろう。気になるが、わたくしについてくる、いえ、わたくにはついていくような女子がいないので、周辺での聴きこみ以外、確認は難しい。

な直江津謎のバー(昼だから確かめようがない)像0187

[謎の被写体]

 上記スナックで動揺していたのだろうか、何を何処で、どういう理由、目的でもって撮ったのかが分からない。

直江津不明画像0184

 スーパー内のお店で遅い朝食兼ちょっと早い昼食をと思い、お休みだからであるのか、妙に混んでいて、幸い一卓だけ空いている喫煙席でトーストとコーヒーを頼んだ。量は多くなく、ほどよい充腹感のまま、海をめざした。
 スーパーの前に府中八幡が座している。直江津は越後の国府であり、近くに国分寺もある。ご府内のこの八幡さまは4月3日に訪れた近江八幡のそれ(日牟禮〜ひむれ八幡宮)に較べると小さいなりのようであるが、確たる存在感があって、引き込まれる思いになる。

[府中八幡宮

直江津神社画像0192

 こちらは通りからお宮さんに引き込まれている鉄管?たいへんに邪魔で、たいへんに不思議である。

[謎の管]

直江津神社に至るガスか水道管画像0191

[謎のパン屋さん]

 宮さんと通りの角にある。バラパンとあるから、パンをバラで売ってるのかと思い、中を覗くと、確かにばらばらとパンが置かれていたように思う。ただ、先ほどトーストを食したばかりなので、覘くことはしていないので、いずれにと思っている。

バラパン画像0190  バラパン2画像0189

 この時点で、すでにバス時刻まで1時間ちょっととなっていた。

 海をみたい。  (ふたたびケイゾク