確かめたかった、確かめておきたい

 旧友とは新神戸で別れた。福山から1時間ほどであるが、その間、お互い、夢の中にゐたものだから、忙しなく降りる用意を呆けながら見送る、
 それで良い。

 懲りずに安土町の宿をとってあった。週末のこの辺りの空気が好きである。誰もいない、ただ、それだけのことである。

[人っ子ひとり]※人っ子は東北語か?根っこ、べっこ、いぶりがっこ......

人っ子一人(安土町)

 もちろん、そういう瞬間を撮っている。ただし、人(親)と子が一緒というのは珍しい、たいていは(わたくしのように)ひとりでほっつき歩いている。(撮影は日曜)

 拙ブロで「遣り遺したこと」(08年12月19日付)があって、そのことは片面だけ済ませておいた。
 筋のことである。一体、筋というのはどこまで続いているのかが気になっていて、ずっと、地図を眺めている。今もって、確かなことは書けない。分からないからである。とにかく、歩いてみようと前回、ずるいが、宿泊先の梅田から心斎橋まで地下鉄で行き、そこから北上した。したがって、短い距離を歩いて、それで済ませた。長堀通りは大阪の街の中では広いうちである。その向こう(北)は遠く感じる。なんとなく、丼池筋の南端を視た想いになって、戻った。17日(09年1月)、今度はズルをせずに、本町から南に向かって歩いた。北はというと、ほぼ固まっているので、向かわない(これもズル)。土曜日の午後5時前頃であろうか、まだお日様も残っていたものの、丼池ストリートは買い物客で混んでいる。長堀と違って、ここは狭い。だから、人と人とがぶつかる(ふれる)こともある、まして、わたくしを除くと、皆、両手が手提げでふさがれ、肩にも何か背負っているような状態であるから、これを避けるために結構神経を遣いながら歩くように心がけている。
 着いた先は長堀通りを(過日の)真向かいから眺めているといえば良いのであろうか、やはり、その向こうは遠く感じるが、こちらに較べると、賑やかさが在る。
 本日、東京でもって、所用を済ませたあと、大阪へ向かう。偶然であるが、丼池筋を眺める位置に夕暮れ、ゐる。

[一昨日の梅]

梅上野