夢の超特急(0系)

 本日、その0系が定期運行を閉じた。ネットニュースやJR西日本のサイトを眺めているだけでも、騒々しくて(決して悪い意味ではない)、日本における鉄道の歴史の中で1964年10月1日及び2008年11月30日はエポック・デイであると記しても、大げさではないであろう。
 下の時刻表は、国鉄が発行した英語版の時刻表だそうで、『20世紀時刻表歴史館』というサイトにある。

 [1964年10月の英語版時刻表

 細かい話だが、東京駅20時発のHikariが21号となっていて、おそらく、27号の間違いではないかと、よけいなお世話を焼いている。確かに、1と7はわたくしども以上に欧米では紛らわしいので、どっちでも構わないという気もするが、やはりミスなのであろう。途中駅「名古屋」が「ナゴヨ(NAGOYO)」となっているのも見逃すことができない(冒頭の表記はナゴヤ)。
 続く、下の画像は、てっぱく(鉄道博物館)で撮ってきた。“夢の超特急”というのは宣伝文句だと思い込んでいたが、どうも、実際に使われていたらしい。もう、記憶が薄れているが、確か、0系だと思う。([てっぱくのHPより]0系先頭車カットモデル

[ひかり18号 東京行き](てっぱくの展示より)

0系

 画像が分かりづらいので、繰り返すが、

《超特急 ひかり 18
 SUPER EXP HIKARI
東  京  TOKYO 》

 とある。さすがに、夢は冠していない、それも当然で、もう、夢ではないのだから。

 前記の時刻表から逆算すると、15時に新大阪を発つ超特急ではないかと、勝手に思っている。(ただし、根拠は全くない)

 「夢の」も次第に「現に」に曳きづられて、各駅停車のようになってしまった。

 今、「夢」は内陸のほうで、進みつつあるけれども、その頃には、わたくしのほうが現にいない。(ただし、根拠は、ない)