忙しなく

 所用を終えると、あわただしく、駅に向かい、すんでのところで、目的の列車に乗ることができた。もっとも、「寸」でといっても、一服もできたし、缶ビールも手許にあるのだから、かなり余裕があったといえばそうである。もちろん、ビールの中身はわたくしの中、缶は(列車内の)ごみ箱に納まっている。駅を降りると、山からの北風が強く、どうも明日は寒くなりそうである。乗り換えた鈍行列車には暖房も入っており、周りの方の服装もなんだか、2時間前と異なっている。1週間ほど、山裾にゐる予定である。ほとんど、外に出るつもりはなく、窓から山でも眺めていようと思う。先ほど調べてみたら、出発駅付近の最低気温が降車駅の最高気温とあった。
 風邪ひきにはつらい。