金の輝きそして輝く島

 金曜日、終わり間近と始まったばかりの二つの展覧(示)会をはしごした。ひとつめは「金GOLD 黄金の国ジパングとエル・ドラード展」(国立科学博物館)。平日の午前中だというのに思いのほかに混んでいて、それは明後日(21日)で終わりということにも関係しているのかもしれない。入ると、皆さんの観方が芸術作品を鑑賞するというのではなく、ここ(上野)から程遠くない御徒町にある宝石屋さんのショーケースに屈んでいる雰囲気に近かった。そう書くのもなんであるが、館内には女性の方が多くいらしたようにも感じた。
[初めて入った館内、結構古い建物である]
国立科学館
近代建築散策というサイトに紹介されている)
 引き続き、少し歩いて、国立博物館表慶館)で、「スリランカ−輝く島の美に出会う」 を。こちらはより古く明治の遺産である。(同館サイトより)
 仏像やヒンドゥー神像を中心とした展示で、もう20年前に訪れたスリランカであるが、キャンディなど古都に一切行っていないわたくしであるので、改めて、同国の歴史と文化を教えていただいた想いである。こちらは11月まで開催されているので、興味がある方はどうぞ。
 あわせて2時間ほどのお勉強であったけれども、たまには濁った眼と心を清めるのも良い、とはいえ、もう、その効果はとっくに消えうせているけれども。
 途中、お蕎麦屋さんで呑んでいると、向こう側の席に知った顔が、6〜7年ぶりにお会いした。
 お勉強をすると、そういうご褒美もついてくる。