お一人様ですかぁ(ーー;?)

 6日、味スタに行った〜拙ブロ;KING OF TOKYO (東京王〜甘楽王)〜08年5月8日付。一人で、であるが、周りを見渡すと、そういう同士がたくさんいられた。というよりも、そういう方を探していた。わたくしが座っていた列(おそらく10席並び)にはお二方(除く、わたくし)、前の列にはイチ、ニィ、サン人もいらした。

 こういうのを、「お一人様」というらしい。

 おそらくであるが、ゲーム(いわゆるファミコン以降)がその発端(端緒)ではないかと思う。今でこそ、ネット対戦などがあるが、「昔」はコンピューターVS自分であって、周りからみると(みていなくても)、お一人様状態であったはずである。携帯電話も「お一人様」を成長に導いた。最近はあまり気にはならなくなったけれども、ご夫婦が、別々に携帯をいじっている光景は、どう見ても「お二人様」ではない。そのうち、ベビーカーに揺られている赤子まで、持っていたりして。こちらは、お一人ちゃま、持っていても、使えない(要がない)かもしれない。

 もともと、お一人様はあったはずである。世間が、ようやく追いついた、そう、断言しても差し支えない。

 酒場には、そういう人がたくさんいて、ただし、正確には、こういうのは、お一人様とは言わない。単に(相手のいないOR「に」されない)オッサンが一人で呑んでいるという状態でしかない。《お一人様の定義》は、まだ不確かではあるけれども、少なくとも、オッサンの一人はそうではないらしい。

 確かな根拠はないが、一応、

 『若い(この定義さえ、はっきりしないが)女性(独り身という条件を付加している場合もあり;これも、はっきりしていない)が一人で、例えば、居酒屋さんやら、吉牛さん、あるいは、立ち喰いソバ屋さんなどに行くこと、また、(どこのお店に行くかは)どうでも良いが、お一人で行くこと』

 かと、理解している。上記ゲームにおける「お一人様」は内々(家庭あるいはお部屋)で、一人でもって完結することができるが、これは、そもそも、お一人様ではなくて、「お一人」でしかない。「様」は、相手(例えば、ウェイターさんなど)がいることを示している点で、しごく重要である。

 外内ということである。外(ざっぱに言えば世間)にゐながら、内(自分)を大切にされている、素的なことである。

 その結果、これまで、決して、足を踏み入れることのなかった、ご婦人方が、オッサンの聖域にヒタヒタとしのびよっている現象を、オッサンは誤解している。

 裏を返せば、未だに世間が男尊女卑ということでもあろう。

 さて、お一人様が有効なお客となるには、カウンターが必須である。相席は適わない(×)。あくまでも、お一人で、お気楽に、時にはおワガママに呑みたいものである(◎)、と察している。
 したがって、オッサン的願望(相席)は叶わないであろう。

 ここで、三四郎の一節をまた想い出してしまった。

 「あなたはよっぽど度胸のないかたですね」

 相部屋など、ありえないし、相席も、おそらく、向こう(お一人様)から、断じてくるのであろう。

拙ブロ参照
夜の太陽(ミッドナイト・3)」(07年5月31日付)
手オル と タ(ta)拭い」(05年5月23日付)

 偶然なのか、この頃になると、三四郎が、わたくしの頭の中に浮かんでくる。ただし、06年はなく、そのかわり、母語か、母国語かで、ずいぶん、何病(なや)んでいた。あとになって、司馬遼太郎氏の筆文の中に後者の表現をみつけて、より、悩んだ。そのことについては、また、いずれ。

 今宵は、イジットワンですか (Is it One ?)

[お一人様だったかな?]※わたくしではありませんが。※中央、やや右の黒棒がピクシー;姿勢が素的です!
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