昨夜

 今朝のことであるが、昨夜、ブログを公開しているのに気がついて、驚いた。わたくしの中では、まったく、記憶がない・・・。しかも、ブログトコラボも・・・。
 (拙ブロを)よくみると、なんだか、いつもの「雑」さをはるかに上回る中途半端な雑さ状態である。公開の時間を確認すると、21:27分とあって、この数分後には寝ていたのか?そのわりに、パソコンは閉じてあったから、十数分後なのか、それすら、憶えていない。春眠暁(明け方)を覚えず、というが、わたくしの場合は、それ以前(夕〜夜)を憶えていない。危うい春眠である。
 あらためて、蟻喰う(ALIC)について述べる。農畜産業振興機構(Agriculture & Livestock Industries Corporation)の略称である。以前は、農畜産業振興事業団および野菜供給安定基金といった。ALICは農畜産業振興事業団の略称でもあったので、「野菜」のほうを吸収合併したということであろうか(2003年10月1日に統合)。もちろん、天下り先である(役員の紹介)。理事長は、月額1,043,000円、 副理事長 は同954,000円しか貰っていない(独立行政法人農畜産業振興機構役員給与規程;平成19年3月22日18農畜機第4473号)。財団法人日本鯨類研究所の方が高い。クジラについては、Wein, Weib und Gesangさんが「調査と云う似非文化問題」(08年3月10日付:ドイツ時間?)でもって、言及されており、追って、記したいと思う。ちなみに、コッチ(鯨研)も農水省の下り先である。
 さて、蟻喰う(ALIC)であるが、そのミッションは、ザッパにあらわせば、過去3年間の平均価格が100円であった商品が今年110円(10%アップ)になった際に、その差額分を補うために原材料を国が調達して、10円分を差っ引いて、売り渡す制度である。また、10円下がった場合は、生産した分について、保管経費の補助という名目で、値下がり分を補填することになっている。この制度を享受できるのは、バターなどの乳製品であるが、豚肉、牛肉、鶏卵、野菜(指定野菜と特定野菜がある)、そして、生糸にも類似の適用制度がある。目的は、価格安定という、訳の分からない理由である。[農畜産物の需給・価格安定対策](ALIC)
 参考として、バターの小売価格の推移をながめている。ただし、91〜05年だけのデータである。最大72都市の年平均価格を単純に都市数で割っている。年によって、増えたり、消えている都市があって、ソッチの方も面白い(面白がってはいけないのだけれども)。例えば、95年以降、呉市が消えて、同じ広島県福山市が引き継いでいる。呉以外に消えた町(都市)はないが、いくつか増えていたりする。今回は本筋ではないので、省く。データを整理しているが、直近3年の平均価格に対してマイナス10%を割り込んでいる年があった。96年である。詳しいことは、その年に、それなりの救済策が講じられたのか、あるいは、どういう事情であったかなどを検めてからと思うけれども、ALICのミッションに従えば、この年、値が下がった分、補填されているはずである。なお、10%上昇という記録はみつかっていない。(近いうちに、ご報告をしたい)

 明日(08年4月1日)から、下がる(下げる、あるいは、もとに戻すだけ)ガソリンも、その手の話である。

結局は、

 エイプリルフール、

でしかない。