神の町

 明日から所用でもって、山形、仙台と訪ねる。数日来の辛い(大変な)降・積雪も明日あたりから小康状態になるというので、ひと安心している。ただ、やはり、寒いらしく、日中でも3〜4℃で、もちろん、北及び内陸に入り込むほど厳しいので、多少は覚悟している。標題の神の町は、宗教とは一切関係はない、「神町」といって、じんまち、と読む。空男君、ソラ子さん(あるいは、テツ氏族も)であれば、!と来るかもしれないけれども、直前(西側)に山形空港が並ぶ奥羽本線の小駅である(駅と滑走路までの距離は数百メートル)。99年に(通称)山形新幹線(山形までは92年)が新庄まで延伸されたけれども、この駅には停まらない。また、眼前の空港へは(空港ごと)大きく迂回しないと、行くこともできない。
 神町については、以前から、興味があって、今も、東南側に広大な陸上自衛隊の駐屯地が残っているけれども、只今の空港周辺は旧海軍のモノであり、敗戦後(⇒このような表現が1945年を前後に分けるという所作のことなのであろう、拙ブロ「年表・年裏」08年1月21日付)、進駐軍が留まり、64年に神町空港として、「開放」され、翌年には山形空港と改称されている。(「山形空港の概要山形空港事務所)
 阿部和重(あべ・かずしげ)さんという方がいらっしゃり、「グランド・フィナーレ」で第132回芥川賞を受けられている(04年後期)。神町のご出身であり、前作を含め、このあたりにこだわっておられる。残念ながら、一作も読んだことがないので、できれば、神町あたりの書店(あるかどうかは確認できていないけれども、せめて、東根市内あるいは県内)で求めて、仙山線(方向からいえば、山仙線か?)の中で、と思っている。
阿部和重さんのオフィシャル・ウェブ・サイト
 神町へは、ほかを訪ねるついでに、駅あたりから、空港または航空機でも眺めてみようかと、簡単に思っていたのだけれども、(事前に)電子地図上を歩いていると、どうしても、少し時間をとってみたい気になっている。所用との兼ね合いであるが、もちろん、ソッチを優先させたい。予報に賭けるしかない。