本郷の帰りに、マーケットで生姜を求めた。サバの味噌煮でも食べようかと思い、2欠け。そして、本日、まだ、十分、欠けが残っているので、少し、拝借して、冷奴に用いた。お蔭でもって、今は身体がすっかり冷えている。ウイスキーの水割りを呑んでいるものだから、いっそう、寒い。気がつけば、もう大寒の時季でもある(本年は21日らしい)、外も寒いのに、わたくしは何をしているのであろうか、北国並みに室内を暖かくしているわけでもないから、寒い。それでも、我慢して、一丁(約200グラム)を食べ終えた。やはり、本物の生姜醤油で食するのが美味しい。(寒いけれど)
 丁(てい、ちょう、ちん等)には異なった、いくつかの意味がある。漢和辞典を引用すると、
 ?十干(じっかん)の第四位、「ひのと」である。わたくしの大嫌いな干支(えと)覚えの、「干」(え)の方である。本年は戊子(つちのえね=ぼし)であったと思うけれど、その戊である。十干と十二支(じゅうにし)を組み合わせると、ひと回りして、ちょうど六十、すなわち、還暦といわれる。第一は甲子(きのえね、こうし)、1924(大正13)年に竣工したことから甲子園(球場)と名づけられたというのは有名である。現在、改装中で、全面完成は2010年、庚寅(かのえとら/こういん)、金の兄(金本アニキ)と虎、なんだか、期待できそうである。[国立国会図書館 「日本の暦」―暦の中のことば〜干支)]
 戊辰(つちのえ・たつ)は5番目、音読みして、1868(明治元)年(前後)の戊辰(ぼしん)戦争は、本年のインサイダーNHK大河ドラマの最後あたりでふれることがあるのかもしれない(知らないけれども)。
 丙午(ひのえうま)の年は出生率が下がるといわれる。八百屋お七がこの生まれで、以来、出生が避けられたといわれていたそうだが、先の国会図書館資料には、丙=火の兄、午=火とあって、くだすと、「(火が燃えさかっているように)気の強いをんなは×(=お七)である」、と、いかにも、男尊女卑を反映した社会現象でもある。ただし、十干十二支の43番目、死産とも読める。次の丙午は2026年、といっても、もう、その頃には人口(丁には、この意味もある)自体が減っていて、毎年が丙午である。
 ?アたる、とあって、出あうと補完されている。丁憂は父母の喪に服すこと、これも、出会いか。丁艱ともある。
 少し、略す。
 ?町、とあり、その距離をあらわすとある。1町(丁)は60間、約110メートルである。銀座は、それに近い値で設計されており、一丁目〜八丁目を計測すると約1,100メートル、一丁あたり、(少し長いけれども)140メートルである。また、一条は、京の都で500メートル、札幌では140メートルと、以前、測ったことがある。(拙ブロ「恵方(えほう)」05年2月3日付)ちなみに一丈は3〜3.8(鯨尺)メートルらしい。
 丁幾は、ちんき、と読む。ヨウチン、アカチン、ならびにタムシチンキの「チンキ」である。名づけ(由来)は分からない、仮借かもしれない。