絵日記おきなわ/17.OCT

 本日は、「浦添ようどれ」を訪ねた。那覇市内(牧志)からのバスの便(べん)を考えて、まず、市美術館へ向かった。(56系統;浦添線「美術館前」下車)漆器を中心とした常設展示で、モノの価値は高いのであろうが、三段重ねのお弁当箱やら、お盆やら、日用のモノが中心で、みていて、楽しかった。館の方に、ご丁寧に、ようどれまでの道順を教えていただき、「暑いので、水分を摂りながら、歩いてください」、と、送り出してくださった。ようどれまでの道のりは思いのほかあり、ようやく、手前にある「ようどれ館」(沖縄観光情報WEBより)へ。ここで休憩がてら、映像による予習勉強をして、忘れないうちに、ようどれへと向かう。浦添グスクの下部にあり、そこに、尚寧王が眠る。先の戦禍を受け、2年前に修復・復元されたという。そのあと、グスクを巡った、址(あと)だから、一面、木々のほかには何もないけれども、ここから、首里城を眺めることができる。現在はもう、ほとんど跡形もないが、浦添グスクから首里グスクまで石畳が敷かれていたそうである。寧王によるものである。
 帰り途、試しに首里方面へと歩いてみた。もちろん、途中からバスをつかまえて、ゆいレール儀保(ぎぼ)」駅まで乗ったが、浦添首里は近(ちか)しく、接しているという印象を初めて感じた。あとで、検めると、直線距離にして3.5キロほど、波之上と首里より、はるかに間近である。

[蒸し紅芋]※ほかほかのお芋が美味しい時季になった沖縄でもある
紅芋