シナジー(相乗り)

 シナジーとは相乗効果という意味らしい。乱暴に言い換えれば標題に添えた「相乗り」のことでもあろう。わたくしどもは、これまで、そういう「くらし」方をしてきたような気もするが、今、それが、ネンキンやらなんやらで、わたくしども自身が、それぞれ考え直す時点なのかもしれない。数年前の、自己責任論云々は何だったのであろうか。(論点は別としても)
 昨日、東京を発って、所用で大阪に留まった。近頃、出かけるたびに修学旅行の学生さんと相乗り(車両は異なるけれども)することが多かったけれども、昨日は、久しぶりに修学旅行専用列車をホームで見かけた。ぞろぞろと、中学生であろうか、列を作って、乗車を待っていた。彼らには、列車の向こうに夢が待っているのであろう。まだ、待機中で、車内は無人であったけれど、わたくしが乗るべき列車の前に出るので、そのうち、乗り込んでいった。しばらく、眺めていたけれども、人(生徒)それぞれ、旅のスタイルが異なっているのが携える荷物の数、厚みでうかがえて、おもしろい。簡略主義の(ずぼらな)わたくしからみると、背にリュック、両手に(キャリング)バッグ、足元に旅行ケース(キャスター付き)というのをみると、ああ、まめな人なんだねぇと、入念に用意したであろう荷の中味を想像して、二たび、おかしくなる。列車が出ようとする間際に、ふと思いつき、先ほど通り過ぎてきたグリーン車付近に戻ってみた。過ぎる際に、みて、ああ、ここに当たった生徒はラッキー!だねぇ、と思ったからである。が、1、2両と誰も乗っておらず、平等主義かと思ったけれども、最後のG車両にぱらぱらと引率の教師の方ともども姿があった。満席ではないので、おそらく、指名によるG乗車なのであろうか、一体、どういう基準なのだろうか。想像してみた。順当であれば、成績の良い方(生徒)なのだろうか。それとも、まるっきり逆で、要監視下の生徒なのであろうか。いずれにしても、わたくしのような中途半端なモノは乗ることができないな、と、するすると動き出し始めた「夢の超特急」を心で見送った。
修学旅行列車;ちょっと遠慮気味に撮ってみた]
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 大阪の夜はいつもの宿から、ブルーモーメントを眺める。幸い、その方向の部屋に。ホテル直下の飲食店であわてて食を摂り、部屋に戻る。

[ブルーモーメント;あいにくの荒天模様である]
ブルーモーメント070608

 ついでに、往き交うラッシュ時の飛行体をとらえようとしたけれども、肉眼のようにはとらえることがむずかしい。

[非確認飛行物体?・・・中央付近の白いポツ(点)]
夜0706008

 さて、本日は、昨夜同様、相変わらず、お空はむずかしい表情をしているけれども、京都へ。
 仁和寺である。それでは、また。