子午(線)

 子午というのは、わたくしの苦手な干支のことであり、子(ね)と午(うま)、つまり、北南をあらわしているそうである。手許辞書の巻末資料あたりでもって確認すると、西・東は、酉(とり)と卯(う)、子午線を90度傾けて、こっちは緯線となり、真ん中が赤道ということなのであろう。バリに行った際に、機内でもって、赤道越え証明書を頂いたことがある。
 日本の標準時間を決めるうえでの子午線は東経135度とされている。明石市付近である。グリニッジを0度としているので、そことは9時間の時差(日本の方が早く日が過ぎる、ただしサマータイム季は8時間)があるというのは、地球一回りが360度、これを1日(24時間)で除すと、そうなる。15度で1時間である。東経135度仲間というのがあって、「塩屋天体観測所」というサイトを引用すると、市町村合併があり、06年3月20日時点で12市に減ったとある。これをさらに北に、南に延ばすと、南はオーストラリア中部あたり、ニューギニア島をかすめて、北にはハバロフスクがある。いずれも、距離はソコソコあるけれども、時差が少ないので、体力的な観点からいえば、旅行先として良いのかもしれない。事実、以前、時差に滅法弱い方と会ったことがあり、旅行は豪州と決めていると、豪語?されていた。地理(天文)学的にはタテ移動よりもヨコ移動において、時差の度合いが大きいということになる。これは、日本国内における日の長さの違いということにもつながっている。(拙ブロ07年5月3日付〜夜の太陽(ミッドナイト・3)を参照)
 子午線というのはどこにでもある、たとえば、わたくしが寝そべっていれば、その北と南を結べば、それを子午線という。わたくしどもは、24時間中、その三分の一は子午線を身体に貫通させているに過ぎない。ただ、前提に、南北方向に横たわっている必要がある。逆(東西)であれば、緯度が貫通(縦断)、経度は横断ということになる(要注意!)。南か、北かは、(あるいは西か、東かは)個々の考えによるので、お好きに。(ちなみに、わたくしは、南から始まって、ほぼ一周している、らしい)
 八重山竹富町西表島に特別な子午線があると知った。
東経123度45分6.789秒という。
 一瞬、なんだか分からなかったけれども、気がついた。単なる、語呂(数字)合わせである。いま、わたくしが、止せばよいのに、続けていることでもある。八重山は遠い、という想いがまず口に出る。しかも、西表である。東からみれば、裏である。ちゃっかり、明朝、出れば、何時に着くかは調べてはみたけれども、そうもいかない。せめて、数合わせを続けていこうと、止めたいのだけれども、西表さまに元気づけられた想い(錯覚)である。
 0123456789は西表さまより「もっと(さらに)」有名な数字合わせ(遊び)で、最初の0123は千歳市の市外局番であり、45が市内局番、で、あとは個番。もちろん、小心な、わたくしなので、かけることはしない。

参考1
参考2
いずれも、0123456789に関わること。