暖かな極東

 六❄花(りっか рикка)ハバロフスク日本人会会報の07年冬号(通巻21号)をアップした。文字どおり雪の季節、当地の天気を確認すると、本日はマイナス10度が最高、最低はマイナス21度とあった。ただし、お空は晴れているようである。確認時点(正午過ぎ)では、マイナス12度とあるが、体感温度はマイナス22度・・・。まことに厳しいというしかないけれども、向こうの方(かた)はウォットカの度数(40度前後)を反転させた気温を下回ると、「今日はわりあい寒いなぁ」と感じるそうである。もちろん、やせ我慢だと思うけれど、それでもエライと感心させられる。しかも、屋外でアイスクリームを食べているらしい。そういうことも、ああいうことも、ただただ、その場にいなくては、実感できないことであり、こればかりは、ネットの中に潜り込んで、出口を探し、向こうへ飛び出すといったことは、とりあえず不可能のようである。ぐるぐるアースで眺めてみるしかない、ハバ市は意外と内陸にあって、海岸線との距離は北海道の最大横幅とほぼ同じである(ザッパにあらわして400キロ)。とはいえ、それ自体が遠いことを忘れてはいけない、東京から同距離といえば、盛岡あるいは姫路辺りか、いずれにしても、近くはない。それでも海寄りと(わたくしが)錯覚しているのは、大陸感覚という良い意味でのザッパさに幻惑されている所為なのであろう。
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