けふ橋

 所用を終えて、ふと京橋を歩こうと思い、いつもと異なる方向へ。当然ながら、もう、その名の橋も、架かっていたはずの川もなく、結局、方向音痴も重なって、その位置に立てなかった。時間もなく、また改めて来ようと、引き返した。京橋というのは、やはり、京へつながる橋という意味合いでもって、名づけられたのであろうか。東海道の起点である日本橋を発ち、最初の橋だから、これから京へ向かうんだなぁという気概を込めて、この橋を京橋としたという解釈がある。(京橋風土記〜京橋消防団より)※明石町の由来の欄に京橋とあるのはご愛嬌か?(重箱の隅をツツク、厭なわたくし)であれば、日本橋を京橋と付ければ分かりやすいのではと、名づけというのは、そういう味も素っ気もない作業ではないのであろう。では、と西の京橋(大阪市)を検めると、こちらは分かりやすく、京に向かう街道の発点として賑わった場所なので、そう名づけたらしい。(フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』の京橋の項より)寝屋川に架かる橋が現存しており、地図をよく見ると、その横に大阪橋が寄り添っている。行き(上り)は京橋、下りは大阪橋を通る手順なのであろうか。これもまた、行ってみなければ分からない。
 昨日も今日も橋のことで、頭がいっぱいであるが、別橋というのはこのことをさすのではない。いずれまた。