雑・に(煮)

 実は雑煮好きのわたくしなので、この拙ブロにも、それに近い名前をつけた(雑に)。ところで、まだ、お正月までには、それでも、何日かあるので、その話題について、語ろうとは思っていなかったけれど、21日付の「暗闇で饅頭を喰う…」で、鴎外翁式お饅頭お茶漬けを試してみたが、まだ、その感(寒?)触が舌、口腔内全体に残っている最中であり、そういう状態の中でもって、香川の餡モチ入り雑煮を思い起こした。これについては、もはや有名すぎて、説明も不要なのであろう、わざわざブログにする必要もないのだろうけれど、どうしても書きたくなった。餡モチ入り雑煮については日経ネットの以前はウィークリーエンド版の中にあったはずであるが、今は『食べ物新日本奇行』として、よりマニアックになっていた。おモチに限らず、さまざまな食べ物について真摯に・・・取り組んでいる。食べ物日本地図もあって、もはやグルメの領域を超えている。拙ブログに雑食というカテゴリーを設けたのであるが、前記「奇行」を知ってから、書く意欲をなくしてしまっている、いえ、書く必要もないかと思っている。さて、餡モチ入り雑煮であるが、香川ご出身の方に聞いた情報ではお味噌仕立て、それを知って、少し安心したことがある。わたくしは、焼かない(おモチをそのまま煮る)、四角系(形)出身で、お醤油仕立て、その椀の中に入っているおモチが餡では、と思うと、やるせないが、お味噌であればという、根拠のない許容心が働いた覚えがある。もともと、おミソも餡という表現をすることもある、あるいは、味噌餡というのもある。小さい頃のことであるが、鍋で煮立てた、お味噌にお砂糖を入れて(もらって)、それを温かいご飯が見えなくなるほどに塗(まぶ)して食べたこともあるので、その感覚、感触は理解できたのであろう。当面、香川に行く予定はないけれど、一度、やはり、試してみるべきなのだろうかと、いまだに抜けきれていない饅頭茶漬けの舌がはやしたてている。
 ちなみに【香川 雑煮】で検索したら、4万以上ヒットした(YAHOOの場合、Googleでは1万弱)、やはり、有名なのだろう。