水割り

 もう、那覇周辺訪問雑記は終わったけれども、ひとつ教わったのは、泡盛は水割りで呑むもの、そういう風に思った。件の山羊料理屋さんでもそうであったように、あるいは、どこの居酒屋さんもそうだったように、必ず、お水が添えられて、出てくる。唯一違ったのは新都心にできた騒々しい場所だけであった。後払い方式のためのカードを渡されて、入場し、他の観光客がごった返す合間を縫って、とりあえず、酒コーナーに向かい、泡盛を注文すると、「ロックにしますか」と尋(き)かれた。その時、気づいた、泡盛は、水割りということに。さて、ふだん、わたくしは、ウイスキーの水割りを呑みながら、拙いブログを書いている。時折、外気に曝されながらいると、つい、半月前はグラスに入れた氷がいつのまにか消えて(融けて)、味気のない水割りとなっていたものだが、今夜あたりは、呑むペースと(氷の)融解速度がかなり近くなっていると感じる。特段、今夜が涼しいわけではないけれど、日に日に、こういう夜が増えてくるのだろうか、という、今ではあまり味わえなくなった季節感に浸っている。ちょうど、今頃は七十二候の「天地始粛」(天地が粛し始める=暑さが鎮まる頃)にあたる。(8月7日付「時計、季計」参照)
 明日はまた暑さが戻ってくるという、素っ気のない予報のようであるが、それも、もう、わずかである。
 、というようなことを、上記、山羊屋さんに戴いた黒糖をかじりながら、いつものように、呑んでいる。

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