アジアンテイストな

 昨日の続きになる。
 出雲市をあとにすると、本来ならば、日本海沿いに大田、浜田、益田、長門など経て、ついでに本州最西端の毘沙ノ鼻(拙blog「西へ」参照)にでも寄って、下関に出るはずだったが、急に、広島へ行く必要があったため、そのルートはあきらめ、出雲から山あいを走る広島行きのバスに乗った。てっきり高速バスかなと思っていたが、とうとう、終点まで、一般道から出ることはなく、約3時間半かけて、着いた。おおまかに、コースを書くと、出雲市三刀屋→掛合→赤名(飯南町)→三次→広島である。国道54号線、別名「出雲神話街道」を「下って」、途中掛合町では某首相経験者の実家である造り酒屋を車窓より「つい」探してしまい、見つけることはできなかったものの、電柱にその旨知らせる広告看板を見た程度で「つい」満足し、残りの時間はひたすら山道を移動というバス行であった。もちろん偶然であるが、このバス旅行で通過した周辺の6町が昨04年11月1日に合併して、雲南市という何ともアジアン味(テイスト)な町が生まれた。もともと、合併した6町を含む10町を雲南地域と称していた、今は雲南市と奥出雲町(仁多町+横田町)、飯南町(頓原町+赤来町)に整理されているが、出雲市を加え、IZUMOの復建がなんとなく感じられて、個人的には楽しいコトである。
 本場「雲南」には行ったことはないけれど、棚田、お茶(諸説あるが)、はたまた、おそば(諸説あるけど)などという日本人との共通点がいくつも見出され、日本人のルーツともいわれている地域(国)である。改めて、地図をながめてみると、ベトナムミャンマーラオスと接しているようで、チベット、タイも、ご近所である。こうして並べると、いずれの国も日本に近いといえばそうであるので雲南=日本人のルーツとまでは結論づけがたいが、ベもミもラも、チもタも、全部、含めて、要するに、近いということなのだろう。
 明晩は二年に一度のアジアンテイストな集まりにお邪魔するつもりでいるのも、なにかの、ご縁であろう。
雲南市のHP
http://www.city.unnan.shimane.jp/cgi-bin/odb-get.exe?wit_template=AM040000
西へ(05.03.07)
http://hisada.blog3.fc2.com/blog-date-20050307.html