狂育

 今夜はまじめに教育問題について。「本日」中央教育審議会文科相(まぬけな言葉だが)は、ゆとり教育を見直しましょうという諮問を行ない(×行い)、さらに、「すべての教科の基本となる国語力の育成」が重要で(カギ括弧以下、「が重要で」はわたくしの加筆)、「さらに理数教育と外国語教育の改善充実について十分に検討が必要だ」と仰言っている。
 そもそも、何のためのゆとり教育かと今考えれば、教師のためのゆとりであることは否めず、教育される側は「別に〜ぃ」という感覚でしかなかったはず。日本経済新聞社による「第21回サービス業総合調査」の《学習塾・予備校》の項には、前回調査の売上伸び率5.6%から今回調査では7.1%に高まったとしており、その背景として「ゆとり教育」及び学校の週5日制の影響などで、子供の学力低下を不安視する保護者が、塾で補おうという考えが、かなり顕著になっているためだ…というコメントを紹介すれば、十分説明になりそうである。
 さらに、モンカショウは全ての学科の基本は国語力と言われているが、そういう考え方が外国語教育のお粗末さを反映しているとは、考えなかったのか。
 たかが、一人の政治家の言にムキになっている自分が悲しいが、子供嫌いのわたくしには、こどもなんて、放っておけばよい、というのが、ごく当たり前の考えなのだが、それが、そもそも、おかしいのか?どなたかに、わたくしを、教育してほしいものである。

日本経済新聞社による「第21回サービス業総合調査」
http://www.nikkei.co.jp/report/sv04.html