お節介

 昨日余計な(要らぬ)お節介をしたからなのか、札幌のお天気は、晴れ時々チョボチョボ雪だったはずなのに、夕方から本降りに。当然、すでに積もっていたり、それが凍結していたりするから、歩くのも大変。今回はホテルにずっと引き篭もり、寝食全てを頼ろうとしたが、あいにく、館内の飲食施設は予約などで満員、外へ出かける羽目になった、これも、お節介の所為か?
 ホテルの人に、なるべく近い居酒屋を教えてもらい、6時過ぎに入る。あまり、客もいないと思いますよ、と、教えられていたが、中には、すでに15人ほどのお客さんがいた。イカの塩辛、ブリのお造り、水菜のサラダ、コマイ一夜干し、に、ビールで、それでも、3時間ほどいた。
 オープンキッチンをコの字型に囲む20席ばかりのカウンターに座り、丁度、玄関(出入り口)越しに外がのぞける角席に座ったので、雪の具合を見ながら、気にしながら、呑んでいた。時折、従業員の女性たちが代わる代わるダウンジャケットを着込んで、どうするのかなと思うと、そのまま外へ。見ていると、店のチラシを通りを歩く人たちに渡して、来店を促している様子。客引きも仕事のうちらしく、それが給与に反映するのかどうかは分からないけれど、雪の降る中、帰途を急ぐ人、すでに他に目当ての店がある人がほとんどだけれど、何組かは誘われて、店内に。そうこうしているうちにお座敷を含め40席ほどが全て埋まったところで、頃合いが良いので、わたくしは退くことにした。
 外は雪、足元に気をつけながら、寒いけれど、両手はポケットにしまわずに、万が一転んだ時の用心をしながら、ホテルまでの数分をヨチヨチと歩いた。明日は節分、札幌の鬼は寒くて、堪らないだろう。
鬼は〜外。